自治体向け 教育・研修

地方自治体での石綿(アスベスト)対策は、以下の3つが重要です。

  1. 規制行政として
  2. 発注者として
  3. 建築物の管理者として

ASAでは、これらを的確に実施するための教育・研修を提供しています。

▶ 主な研修メニュー

A.全般的な講習

1.石綿のリスク

石綿とは / リスクの特異点 / 被害の拡大 / 海外の対策

2.石綿含有建材の種類と使用状況

建材サンプル展示・解説 / 多様な石綿含有建材を見分けるポイント

3.石綿の関係法令

大気汚染防止法 / 廃掃法 / 建築基準法 / 建築リサイクル法

4.ルーペで観る石綿含有建材(グループワーク)

ルーペを使用して成形板を観察し、石綿含有の有無を推定

5.石綿のリスクコミュニケーション

環境省リスクコミュニケーションガイドラインの活用

B.監督行政

6.事前調査結果報告の確認(講義講習)

報告内容(電子申請)の見方、チェックポイント

7.事前調査結果報告の確認(実地研修)

報告内容(電子申請)を現場で確認するときのポイント / 報告の間違い探し

8.立入検査のポイント

石綿含有建材の除去工事の立入検査でのチェックポイント

C. 災害が起きたら

9.災害時の対策(講義講習)

これまでの災害と石綿 / 平時の準備

10.災害時の対策(実地研修)

アスベスト台帳の精度 / アスベストが使用されている建物を探す

D.公共工事の発注者としての自治体

11.発注者による石綿調査の活用

発注者の責務 / 発注者による「事前調査」とは

12.解体・改修工事の適正な発注

選ぶべき調査と工事の業者 / 過去の失敗事例

13.除去時の飛散防止対策

発注者が理解すべきアスベスト対策工事

E.管理部門

14.建物管理部門のための石綿の適正な管理

石綿含有建材の効率的な把握と管理

15.営繕での石綿対策

石綿障害予防規則と大気汚染防止法を遵守した営繕

▶ 研修例

ー 立ち入り検査のための実地研修 例 ー

研修1 石綿含有建材

実際の石綿含有建材を使用して、その特徴について解説します。

研修2 事前調査結果等の報告のチェックポイント

着工年、住所、規模、用途等から石綿が使用されている可能性が高い報告を特定する方法などを解説します。

研修3 立ち入り検査のポイント

事前調査結果と実際の建築物を比較して、事前調査結果の間違いを探す、実践に近い形式の研修です。

ー 災害時のアスベスト対策のための研修 例 ー

研修1 講義講習 これまでの災害とアスベスト

東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、能登半島地震での調査や自治体との協力関係など経験を中心にお話しします。

研修2 講義講習 災害時のアスベスト対策

環境省アスベスト災害時マニュアルによる災害時のアスベスト対策について検討します。

研修3 実地研修 露出状況の調査の実際

対象となる自治体の防火地域の範囲を都市計画図で確認し、吹付け石綿が使用されている可能性のある建築物をスクリーニングします。防火地域を巡視して、アスベスト含有建材を確認して記録する実習をおこないます。


▶ 自治体への教育・研修事業実績